北海道環境カウンセラー協会設立の趣旨

 

(設立主旨書)

1 趣旨

 近年の環境問題は、身近な地域の公害から始まって、温暖化等地球規模の広範囲に亘る問題が発生しています。

 また、その発生機序は、事業活動のみならず一般市民活動にも起因しているため、その原因は複雑多岐に及んでいます。

 これらの問題を解決するためには、先ず北海道民の全てが環境に関する正しい知識を持つことが必要で、学校・家庭・地域が一体となって環境を大切にする心を 育成する環境教育指導者育成事業を推進する等して指導者を増加させ、北海道民の心に地球環境問題を啓発して、道民一人一人が現在できることを実践すること が最も大切と考えています。

 そこで環境保全に関する専門的な知識・経験を有する人材が多数集まり、特定非営利活動法人北海道環境カウンセラー協会を結成し、市民・教育機関・企業及び行政機関と連携して、これ等の環境保全活動の推進に寄与したいと思います。

 

2 申請に至るまでの経緯

 平成11年に36名の環境カウンセラーが集い、環境学習会等の自己研鑽を主たる目的で北海道環境カウンセラー協会を設立しましたが、その後各界から要望が あったため、会員以外にも環境教育の公開講座を開催してきましたが、現在北海道に在住する環境カウンセラー71名が当協会に加入しており、今後も更に増加 することが見込まれます。

 近年、行政機関から当協会に対し、環境教育または環境カウンセラーの派遣等の委託事業の話がありましたが、法人格を有しないために受託できないケースも生 じており、現在、環境省北海道地区環境対策調査官事務所では、「他に該当する団体がないこと。」「近い将来に当協会が法人化する見込みのこと。」等の状況 から止むを得ず当協会と環境カウンセラーの派遣契約を締結しています。

 しかし、これらは、早急に解決すべき問題であると共に、当協会の発展の上からも法人化する必要性が生じたものであります。